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【column】
サングラスといえばレイバン、は真実か。

   誰が言ったか知らないが、サングラスといえばレイバンだ。でも、なぜそう思うのかは考えたことがない。生まれた時からある普遍的なブランドだから?ブルース・ブラザーズやマイケル・ジャクソンなど歴史的偉人たちが愛用していたから? いやいや彼らに人生を狂わされるほどの影響を受けた覚えは案外ない。あえて疑う必要もないのだが、万が一、「サングラスといえばレイバン」が何らかの情報操作だったなら……。
   そんな妄想を繰り広げたくなったのは、映画『ゼイリブ』を観てしまったから。『遊星からの物体X』や『ニューヨーク1997』などでも知られるジョン・カーペンター監督による1988年の傑作SFホラーサスペンス。舞台は貧富の差が激しい近未来。路上生活者同然の日々を営む労働者ナダがとある教会でダンボール箱を発見し、その中にあったサングラスを掛けみるとエイリアンに支配された別の世界が見え……という”真実のグラサン”を巡る物語だ。
特殊眼鏡を通せば紙幣には”これがお前の神だ”の文字、街の広告に目をやれば「従え」「眠ったままでいろ」「権威を疑うな」等の命令調のメッセージが現れ、一部の人間はエイリアンにだって見えてしまう。これは1980年代に蔓延した物質主義的な思考や支配階級者の”人間離れ”した姿をホラーのテイをとって巧みに描き、痛烈に批判・警告した本音すぎる社会風刺作品だが、『ゼイリブ』が掲げたテーマは今現在も大切な課題だと思うのだ。特に、当たり前のようで実はなんとなく”いい”とされているものを購入する時なんかには。
レイバンがそうとは言わないが、親しまれている理由を改めて知っておくのはいいことだ。そんなことを考えさせてくれるこの映画を見終わった暁にはレイバンを掛けた自分を鏡で見てほしい。そして、似合えば買うのだ。



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